『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録16:27頁
この「帯=帯方郡」が、
皇后=卑弥呼にはついていて、夫の仲哀天皇にはない。
このことは半島が支配下に入った時期が、
ソナカの死後だったことを正確に記録していることも絶対に見逃してはいけない。
神功皇后=下照姫=卑弥呼が
仲哀天皇=天稚彦=蘇那曷叱智の死後に「三韓征伐」を行ない、
支配下におさめたという記述は、史実の記録だったのである。
しかしここで、誤解のないようにして戴きたいのは、
私はそんな侵略行為を賞賛しようと言うのではない。
今の人倫の道からみれば、五彩圏の拡大は許されることではない。
それを美化しようという愚行が、我が国にいまだに、
はびこっているのは実に苦々しい限りである。
それがたとえ古代には高度の理想であったとしても、
現代には通用しない暴行であることを認識していないと、
愛する祖国を間違った破滅の道に投げ込むことに悪用されるからである。
たとえ数は僅かでも、
そうした恥ずべき前世紀の遺物が我が国にはまだ居る。
そんな連中がせっかくの祖先たちの功業を、
汚泥にまみれさせてしまうのを助けたのでは、
私たちは何のために史実の復元に辛苦しているのかわからない。
知性ある最高の人間の一人として、
この努力を正しく実らせる以外に、
私たちの生き甲斐はないと思うのだがいかがであろうか?。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
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