『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録16:26頁
これと同じ問題が、この名乗りには、もう一ヵ所ある。
それも同じ足と帯という当て字である。
気長「足」姫と息長「帯」姫の2通りの当て字には、
夫の天皇には欠けている余分な名乗りがついている。
それがこの足と帯という2字なのである。
これは何を意味するのか?。
単なる当て字の差が生んだ余計なものが、
くつついただけなのであろうか?。
『古事記』のつけた当て字・帯中日子天皇が、
故意にしろ過失にしろニセ物であることは確実だから、
皇后の場合も『日本書紀』を改悪して、
当て字だけ揃えて、
無意味な「足」を「帯」の字に統一して当て字したということなのだろうか?。
これまでの史学だと「多分、○○だろう…」というだけで、
この問題には結論は出ない。
しかし私たちは今、五彩圏について完全な史実を知った。
それは朝鮮半島が外国ではなく、
完全な国内だったことを、余すところなく立証し終わった。
その朝鮮半島は卑弥呼当時には何と呼ばれていたか?。
これは会員諸賢ならすぐお気づきのとおり「帯方」だったのである。
だから「帯」は間違いなく半島を表現する名乗りなのである。
これが解れば皇后の名乗りが何を意味するか全体が完全にわかる。
足・帯はタラシで「根」と同じで、
息はオキだから共に沖縄を指す、
中・長は、
その2つに挟まれた本国=九州を表現した名乗りだったのだ。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
歴史学講座『創世』
歴史回廊
ウワイト
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