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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:889~891頁
第14章 牛頭と鹿頭
銅剣と荒神谷遺跡③
ここでは銅剣が外から持ち込まれた可能性を考察するために
素盞鳴尊の奉祭氏族につおて追求してみたい。
その氏族集団とは天穂日命の勢力であり、
その後裔である出雲国造の諸族である。
ここでは詳しく述べないけれど、
杵築大社(出雲大社)の主神は大己貴命であるが、
大己貴命(大国主神)は出雲国造氏族の氏族神ではない。
その経緯は『記・紀』に明らかである。
同氏族の氏族神は素盞鳴尊である。
杵築大社の本殿瑞籬外の真後ろに素鵞社を配置させている。
拝殿で遥拝する者は、主祭神を拝すると共に、
素盞鳴尊の別称である素鵞社を遥拝するという
仕組みになっているのである。
素鵞あるいは須賀は出雲国風土記に
「清けし」との伝承によると述べられているが、
本来は「穂日」を「スイガ」から「スガ」と
読んだことによると考えられる。
出雲国造と同じく天穂日命を祖とする武蔵国造の奉祭する
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町の氷川神社の祭神は須佐之男命、
稲田姫命、大己貴命で、須佐之男命が筆頭である。
埼玉県に広がる氷川神社の属社における祭神は須佐之男命で、
大己貴命まで祀るところはほとんどない。
さいたま市大宮区の氷川神社を奉祭する神職は角井氏といい、
古代から連綿として同社の祭祀に当たってきた。
そして杵築大社の神職は千家氏であるが、
この「センゲ」名はサンスクリット語の śṝnga の転写で、
つまり「角」を意味するのである。
島根県益田市に須子町があるが、これは素鵞あるいは須賀であり、
その町内に角井(古くは角井郷)がある。
素盞鳴尊と「角」は離せない関係にある。
千家氏(出雲国造にして杵築大社の神職)と
角井氏(武蔵国造の族にして氷川神社の神職)は
穂日命を祖とする同族であることがこの「角」の解釈で
よく知ることができる。
その「角」とは「牛頭」である。
素盞鳴尊の別称は「牛頭(ごず)天王」である。
京都市東山区祇園町の八坂神社は素盞鳴尊、櫛稲田媛命を祀り、
「牛頭天王」でよく知られる。
同社は京都府綴喜郡田辺町天王高ヶ峰の朱智神社の
建速須佐之男神を勧請したものと知られる。
同社の主祭神は迦屚米雷命で、
この命は息長氏に連なることから
息長氏の祖神を祀る神社と考えられており、
「牛頭天王」は崇神天皇以降に興った信仰であろう。
既にみて来たように牛頭信仰は世界の宗教的流れの中で
中心的基盤であり、何層にもなって別の種族、
時代を重ねて注目されてきた。
天穂日命の後裔である出雲国造一族もその神職の名称から
牛頭信仰を持っていたことに間違いない。
ただし、それは「天王」ではなかった筈であるばかりでか、
出雲においての牛頭信仰の祖でもなかった。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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