2015年6月20日土曜日

宇屋谷と神代神社(2)神代神社と角間②

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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:910~913頁

 第14章 牛頭と鹿頭 

 宇屋谷と神代神社(2)神代神社と角間②

  「神代」はまた「神の依代」が推測できる。

 主旨においてその概念を正しいと考えるが、

 この用語により成立したのではない。

 メソポタミアを起源とする

 祝の基盤にある想念を継承したものである。

 つまり、

 「神代」はその象徴「牛頭」を表現したものであるからである。

 「神」は

 サンスクリット語の牡牛を表わす gava, go, gu の転写である。

 「カミ」は gava, 「コウ」は go, 「クマ」 gava で(kuma)

 となったものである。

 これらの牡牛を意味するサンスクリット語に

 漢字の「神」が当てられた」のは、シュメル語の段階にまで

 遡って考えなければならない。

 シュメル語の「牡牛」の用語 gu, gud があり、

 サンスクリット語の前記の祖語である。
 
 第4章カルト人の移動「ゲルマン」で

 その祖語がシュメル語の gelam-am (階段-牡<野>牛)であり、

 ゲルマン族の「神」を表わす Gütt(ドイツ語)、 god (英語) は、

 シュメル語の gud に由来するとの観測を述べたが、

 それと同様に「牡牛」を表わすサンスクリット語 gava が

 漢字の「神(しん)」を用いて表記され「カム/カミ」となって

 いてもおかしくはない。

 この事情を証明する事例を述べる。

 第12章において、奈良県桜井市の大神神社に関して
 
 「大神(おおみわ)」の「ミワ」に何故「神」字が

 当てられているかの説明は行わなかった。

 「ミワ」は「美如」で「雲」であり、三輪は積雲の意味であった。

 「神」字が「ミワ」の当て字であることは明白である。

 「神」は日本語において「カム・カミ」である。

 「カム・カミ」の実際が「牡牛」である

 gave ともいうインドラ神の「牡牛」に由来する。

 インドラ神が牡牛であることは

 リグ・ヴェーダのインドラ神讃歌で謡われているところである。

 大神とは「大-牡牛」なのである。

 「神」は祭神の象徴である「牡牛」によって表現された用語である。

 三輪はインドラ神の首飾りである花環と

 関係することも触れておきたい。

 大神山が「青垣」であると論じたが、

 その祖語 śṛṅga は「角」 であり、同山は「角山」で

 錐形の牛角山であるとすることもできる。

  次に「神代」とは何かであるが、これは「牛頭」を表わす。

 サンスクリット語の「牡牛」と「頭」の意味である

 śira との合成語 で gava-śira, gava-śirasa (カムシロ),

 go-śira, go-śirasa (コウシロ) の音写である。

 よって神代神社は「牛頭神社」なのである。

 そしてこの「牛頭」である「神代」こそ

 本来の素盞鳴尊が占めている出雲の元祖神である。

 『古事記』に素盞鳴尊の神系が八島士奴美命をその御子として

 17世を語るが、その御名に「奴美(どみ)」があるように

 本来は富(登美)族の系譜であり、

 いうなれば「神代神」の系譜と考えるべきである。

 ここでも素盞鳴尊の立場を意図的に高くしている様子がみられる。

 宇屋谷の神代神社には大国主命が祀られていることから、

 同社は登美族に関係するものであろう。

 次にその名称による神社の流れを追うが、

 神代に付随して「布勢」名の地籍、神社が隣接する。

 「布施、布勢」に奈良県桜井市の阿部を本貫とする

 阿部族の一支族とされる。

 「フセ」の祖語が「供儀、供与」を意味する

 (阿部は hava を祖語とし、供儀を意味する)か、

 「ふさ/多」によるものか判断しがたいが、

 何れにしても多(生尾)に係わる登美族の本譜に属する。

 布施(布勢)神社は阿部氏の祖大彦命を祭神とする場合が

 ほとんどである。

《参考》

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
 

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq)
 Tell Arpachiyah (Iraq)  
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ
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