2015年6月12日金曜日

宇屋谷と神代神社(1)宇屋谷と宇夜都弁命②

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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:898~900頁

 第14章 牛頭と鹿頭 

 宇屋谷と神代神社(1)宇屋谷と宇夜都弁命②

  神名にある「都弁」は、出雲国風土記の飯石郡飯石郷に載る

 神名、伊吡志都弁命とも共通するが「工匠」を意味する。

 『古事記』に「伊斯許理度売命・作鏡連(かがみづくりのむらじ)」、

 『日本書紀』に「石凝姥命」とし、

 その訓を「伊之居梨度咩」とする「ドメ」に同じと考える。

 ここでは女神の意味はない。

 「都弁」はサンスクリット語 tvā- で tvaṣṭr は

 インドラ神の金剛杵を造った工功神である。

 この石凝姥神は「先代旧事本紀本紀」の天孫本紀にも、

 「故地ー真t姥命、鏡作上祖」とあるが、

 鏡作りばかりでなく刀剣の製作も行った。

 『日本書紀』の天石窟の段で同神を鍛冶として

 天香山の金を採ってきて日矛を作らせ、

 また真名鹿の皮を全剝(つつはぎ)にして天羽鞴を作らせたという、

 ふいごの技術を備えた鍛冶であった。

 この「石凝」は宇屋谷と全く縁が無いわけではない。

 というのも、神代神社を守っているのは現在僅か数軒しかないが

 「石郡(いしごおり)家」で、

 石郡・石凝は同祖と考えられるからである。

 そればかりでなく、神庭、その東側の学頭など、

 この周辺は「小島家」が多い。

 この「コジマ」は koti-mat で

 「尖った」 あるいは「「尖った先端のある」で、

 つまり刀剣を祖語としているとみられる。

 宇夜都弁命名は「風-工匠」で鍛冶工、それも刀鍛冶を表わしていると

 理解できるのである。

 宇屋谷から下った所に綿田原との地名があるが、

 これは vāta-tvā で同じく「風-工匠」であろう。

 上庄原内となっている田波も tvā- に依るだろうか、

 風土記にはこの辺りにあったらしい「須須比池」が載るが、

 これはサンスクリット語の śuṣma (荒い息吹き、猛烈、剛勇)、

 śuṣmin (吠え立てる、剛勇の、猛烈な)の転訛によるものであり、

 荘原、庄原名は「宋」で sua 「息をする」、

 つまり息吹きの同類語である。

 「田波」にはもう一つの解釈が可能である。

 つまり、 tapati(te) を原語するとの考え方である。

 その意味は「熱す、暖かくする、焼なんあどで、
 
 tapta は「燃えた、赤熱された」で、

 金属業での「溶解された」の意味を持つ、

 tapta-tāmra は「溶解された銅」である。

 また名詞として「熱、燃焼」を字義とする。

 この tapta が学頭の大黒山の東麓の地名にある「田畑」とみられる。

 田波、田畑の地名からこの地域で銅の精製あるいは鋳造の為の

 「溶解」を行っていたとの推測が成り立つ。

 このように、宇屋谷、西谷、庄原、荘原に掛けては、

 鞴技術を持った鍛冶集団の存在を知らせる資料が多いのである。

 佐支多神社は「剣社」である。

  神代神社の祭神は現在宇夜都弁命、大国主神、品陀別命であるが、

 第三の神名は八幡宮を合祀したことによるものである。

 大国主神は、ここでは八千矛神名に置き換えられるよう。

 神庭から和加布都怒志命が祀られていた今在家まではそう遠くない。

 宇夜都弁命を建御名方神の別称とすることができよう。

 地元の奉祭氏族は、神代神社を「諏訪神社元宮」と通称している。


《参考》

 ARPACHIY
AH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq)
 Tell Arpachiyah (Iraq)  
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ
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