2015年6月16日火曜日

宇屋谷と神代神社(1)宇屋谷と宇夜都弁命④

 『浦和レッズレディース』
 『ひねもす至福の時』
 『誕生日の花と花ことば』
 『湘南ベルマーレ』
 『広島・明星院』
 『広島・明星院』
 『明星院・広島県歴史&地名他』
 『My ブログ』
 《考古学&古代史の諸問題》 
 《参考:年表・資料》
 Matのジオログ(History)
 さいたま朝日WEB
 『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
 セブンネット

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:902~905頁

 第14章 牛頭と鹿頭 

 宇屋谷と神代神社(1)宇屋谷と宇夜都弁命④

  ウヤ(宇屋)、イヤ(伊屋)は、

 先に述べた「敬、礼」の意味において共一である。

 この事実を基礎にして宇夜都弁命が

 建御名方神である傍証を述べる。

 長野県上伊那郡辰野町に鎮座する「矢彦神社」は

 第1章祝祭で

 三叉矛を「神代鉾」として護持する神社として紹介したが、

 その祭神は建御名方神で、

 同神が諏訪に入る前に一時ここに滞留したとの伝承を持つ。

 その社名を「矢彦」は「弥彦」で「イヤ彦」であった。

 「イヤ彦」は「伊屋彦」あるいは「宇屋彦」で

 宇夜都弁命をいう名称である。

  「イヤ彦」は「伊夜比古」と表記され、

 新潟県西蒲原郡弥彦村に鎮座する弥彦神社の正式名でもある。

 同社は延喜式神名帳越後国蒲原郡に

 「伊夜比古神社名神大」と載り、万葉集越中歌に

 「伊夜彦の神の布本(ふもと)に 今日らもか 鹿の伏すらむ

  皮の服(きぬ)着て 角つきながら」

 と歌われている古社である。

 祭神は現在天香語山命とされているが、

 「神道大辞典」が

 「祭神天香語山命となっているが、

  その勧請社では伊夜彦を称している」

 との指摘をしているように

 「伊夜比古」神の神格が不明であったか、

 あるいは意図的な方針によってか、

 現祭神が主祭神とされたものである。

 その時期などについては史料は明確であるがここでは触れない。

 この伊夜比古神も

 実は辰野町の矢彦神社同様建御名方神にある宇夜都弁命である。

 能登半島の七尾湾にある島、

 石川県鹿島郡能登島町向田(こうだ)に鎮座する伊夜比咩神社は

 例年7月31日に「オスズミ祭」と称して、

 高さ30メートルの柱松明に火を掛ける火祭を行うが、

 この柱松明は年一度越後からやって来る伊夜比古神に

 その比咩神の所在を知らせるものだとの伝承があり、

 伊夜比古神社に相対する神社である。

 祭神は神社名と同じくするが、

 現祭神を大屋津姫命としている。

 同社も延喜式神名帳能登国能登郡に同名で載る古社がある。

 また大伴家持に

 「鳥総(とぶさ)たて船木きるといふ能登の嶋山今日見れば

  木立繁しも幾代神(かむ)びぞ (万葉集巻十七 4026)」

 と歌われた。

 その「オスズミ祭」は「御須美祭」と考えられる。

 「須須」が「スズ」となった理由は、能登半島の先端珠洲市寺家に

 須須神社があり美保須須美命が祀られていることが影響し、

 「珠洲」となったからであろう。

 つまり「オスズミ祭」とは、美穂須須見命である建御名方神にして

 宇夜都弁命、あるいはその后神を祭る神事なのである。

 その柱は高佐13~15メートルの大木で

 周りに800束からなるシバをくくりつけ、

 柱の上に同じ高さの青竹をその先に御幣をつけて立てる。

 後に述べるが、「柱を建てる」は建御名方神の象徴なのであり、

 「伊夜比咩」は伊夜比古の后神とすることができる。

 そして伊夜比古神が建御名方神(美穂須須美神)であることを

 証明しているのである。

  珠洲市の須須神社は高座(たかくら)宮と呼ばれ、

 高座山に鎮座している。

 その勧請社が珠洲市蛸島の高倉彦神社、

 鳳至郡能都町真脇の高倉神社であるが、

 更に越後の伊夜比古神社(弥彦神社)にも

 その「高倉」は伝わったらしい。

 「コウクラ」と訓まれ、

 祭神を天香語山命とした原因となったとみられる。

 その経緯の中で「神倉」つまり「高倉下命」が介在したのである。

 けだし、伊夜比古神社の原初的祭神は建御名方神である

 宇夜都弁命である。

  延喜式神名帳能登郡に載る「鳥屋比古神社」は

 現在の鹿島郡の同社名から採られた町名鳥屋町春木に鎮座するが、

 同社は島根県斐川町鳥井の鳥屋神社を勧請したものと推測され、

 その西隣り瀬戸の「瀬戸比古神社」も後述の通りで、

 双方とも建御名方神を祭神とするものと考えられる。

《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq)
 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ
コメントを投稿