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『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:1119~1122頁
第16章 ヘブライ人の日本定着とヘブライ(イブリ)の信仰
《久留里:聖地と牛角》
「市場」は更に木更津市下郡にもあるが、
これは君津市久留里市場と関係する。
久留里の山間は袖ケ浦市の坂戸市場が
木更津市をながれる小櫃川の十流地域に当たる。
そこに小櫃(旧村名)がある。
ここも秦氏の開発した地方である。
浦田、富田は「ハタ」の転訛であり、
久留里市場の下町にある浮戸神社は坂戸市場の西方を
流れている浮戸川名と同じで「ハタ」神社で、
この地方で最も古い神社と考えられる。
その開闢伝承によると、
平安時代の源平の戦いに敗れた摂津の源氏系の人々が
ここに定住したことに始まるという。
そこは細田といわれていたという。
細田は「サイタ」「サヒタ」で
ヘブライ語の SAKTL(箱)の転訛であり、
現在の向郷にその遺称を保っている。
摂津は秦氏の拠点の一つであった。
向郷の小櫃川を挟んだ久留里内には
葛原の地名も残っている。
久留里から少々下った小櫃はかっての村名で
河名から採られたという伝承もあるが、
「小櫃村誌」に依ると、
村内の白山神社の境内にある庚申塔に
「寛文九巳歴十一月吉日建之、
上総国望陀郡小櫃俵田村」とあることや
応永の頃(1394~1427年)
小櫃遠江守一家が
この地を支配していたようであるから、
その名称の発生は
少なくとも鎌倉時代までは確かなようである。
小櫃名は先に述べたように、
ヘブライ語の「箱」を意味する
KFhSH を表音と字義を合わせて
表記しようとした用語である。
その鎮守である白山神社の主祭神には
菊理媛命が祀られている。
同神は石川県石川郡鶴来町の白山比咩神社の祭神であり、
島根県安来市黒井田に鎮座する菊理神社に関係している。
久留里名はガド族の故地の名称の移入である。
ガド族、ルベン族、マナセ族半ばがイスラエル人が
カナンヘ進攻してギリアデへ帰還する途中
ヨルダン河の沿岸に大きな祭壇を建立したが、
その所の名称が GLLT(Geliloth) であり、
「クルリ」はその聖地なのである。
GLLTの語幹 GLL は GLYLY(円筒状の) 、
語尾 T は TsRH(骨)で「骨の円筒」あるいは
「円筒状の骨」で「角」を表し、
坂戸市場の南にある地名「牛袋」に対応する
「牛角」を表わしている。
つまり、「久留里」は「牛角」なのである。
久留里市場の旧家須藤本家の家宅は
文化財として護られているが、
須藤はまた牛角を本旨とする。
「須」はヘブライ語の SVR(sur) で「牡牛」
「藤」は TAV(tau) で「水牛」を表し、
「ストウ」は「水牛の牡牛」となり、
その象徴である「牛角」を言ったもので、
SVR-TAV は「牛角」である。
市場の字名「孫代」も同様であろう。
また、この用語は sede(山)と習合し、
AL-SDY となり、「山の神」ながら
「全能の神」と解釈されているものである。
エゼキエル書第29章20、21はいう。
29:20彼の働いた報酬として、
わたしはエジプトの地を彼に与える。
彼らはわたしのために、これをしたからであると、
主なる神は言われる。
29:21
その日、わたしはイスラエルの家に、
一つの角を生じさせ、
あなたの口を彼らのうちに開かせる。
そして彼らはわたしが主であることを知る」。
「角」は智恵を比喩している。
これはゼカリヤ書第6章11
6:11
彼らから金銀を受け取って、一つの冠を造り、
それをヨザダクの子である
大祭司ヨシュアの頭にかぶらせて、
「冠」を意味する所が同じと考える。
「箴言」第14章24
14:24
知恵ある者の冠はその知恵である、
愚かな者の花の冠はただ愚かさである。
これに関する考察は「終章の智恵の木」で行う。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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