2016年4月20日水曜日

《国常立神・ヤハウェ神・エア(エンキ)神》


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 《参考:年表・資料》

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 『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
 セブンネット

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:1144~1148頁

 第16章 ヘブライ人の日本定着とヘブライ(イブリ)の信仰
  
 《国常立神・ヤハウェ神・エア(エンキ)神》

  さて、御嶽神社の祭神について具体的に考えてみたい。

 角川日本地名大辞典が纏めた時代区分的名称によると

 その実態が判ってくる。

 
 室町期       王御嶽座大権現

 室町末期~江戸初期 御嶽座王大権現・岩戸大権現

 江戸中期      御嶽山座王権現

 明治3年      御嶽岩戸神社

 
  ここで判ることは、

 まず「岩戸」と「王」が併用されることが

 無かった事実である。

 この点からも「王」は前節で解いたように

 岩(AVN)とすることができる。

 次に何れの時期もその祭神を

 「大権現」と称していることである。

 権現はサンスクリット語の avatana の意訳で

 「神が顕在すること」、

 平易に言えば「神がこの世に表れること」である。

 ここの「大」は単に「大きい」の表意ではない。

 「ダイ」には

 ヤハウェ神の字義が込められているのである。

 同神の名を直接に呼ばないための呼称 DI(dai) が

 その原語である。

 DIは「智恵者」に係わるヘブライ語の同義語

 DIH(知恵、知性)から誕れた尊称である。

 この用語は「因幡と陶器師土師氏」で触れた

 鳥取県の大山の「ダイ」でもある。

 漢字の「大」はガド族を表わす「大きい」でもあるが、

 「ダイ山」はまた「ヤハウェ神の山」でもある。

 現在まで大神山神社と称して

 大智明権現、大山権現と称されてきた神名は

 ヤハウェ神の神髄が十分に表明されている。

 祭神を大己貴神としている点でも御嶽神社と共通している。

 なお、同節において「大きな岩、岩」を表す

 TsVR:ツル が「岩なる神」の主旨でも使われ、

 TsVR-YSRAL(岩-イスラエル)は「イスラエルの神」の

 意味で知られていることを紹介した。

 前節、本節はそれを明確に表徴する内容である。

  御嶽山の祭神は国常立(くにのとこたち)尊、

 大己貴(おおなむち)命、少彦名命三神である。

 国常立尊は『日本書紀』の表記に依るもので、

 巻第一の神代紀に最初に挙げられた神名である。

 「故、曰く、開闢の初めに洲壤(くにつち)浮き漂うこと

  譬(たと)えば游(あそ)ぶ魚の水の上に浮べるが

  猶(ごと)し。 

  時に、天地の中に一つ物生(な)れり。 

  状(かたち)葦牙(あしかび)の如(ごと)し。

  便(すなわ)ち神と化爲(な)る。

  國常立尊(くにのとこたちのみこと)と號(もう)す。

  【至りて貴きを尊と曰い、

  それより餘(あまり)を命と曰う。

  並びに美(み)舉(こ)等(と)と訓(よ)む。

  下(しも)皆(みな)此(これ)に效(なら)え】」

 またその一書は

 「一書に曰(いわ)く、

  天地(あめつち)初めて判(わか)るるときに、

  一物(ひとつもの)虚(きょ)の中に在り。

  状貌(かたち)言い難し。

  其の中に自ずと化生(なりいず)る神有り。

  國常立尊(くにのとこたちのみこと)と號し、

  亦は國底立尊(くにのそこたちのみこと)と曰う。」

 とある。

 『古事記』は

 「葦牙(あしかび)の如く萌え騰(あが)る物に

  因(よ)りて成りし神の名は、

  宇摩志阿斯訶備比古遲(うましあしかびひこぢ)の神

  【此の神の名は音を以ちてす】。

  次に天之常立(あめのとこたち)の神

  【常を訓みて登(と)許(こ)と云い、

  立を訓みて多(た)知(ち)と云う】。」を挙げ、

 「次に成りし神の名は、

  國之常立(くにのとこたち)の神

  【常・立を訓むことまた上の如し】。」と

 神名を記している。

 その神格について『日本古典文学大系』は

 「国土の根源神」と注記している。

  現在国常立尊は王滝頂上の奥宮に祀られている。

 祭祀の開始が、江戸時代の教派神道の同神を尊崇する

 御嶽教の隆盛に依るものなのか、

 それ以前から奉賀されていたのか実のところ不明だが、

 その神の性格からするとかなり古い時代から奥宮に

 祀られていたと考えられる。

 なぜならば同神の背景がここに解いてきた

 大権現(ヤハウェ神)を彷彿させるからである。

 「常立」を『日本書紀』は、

 「底立」と言うとも述べているが、

 「トコタチ」はヘブライ語の TKhTYT(takhetit)であり、

 「底」を表わすからである。

 その概念は上記の「滝」の祖語で地下水を意味する

 THVM が

 「地中の深い所、深淵」をも意味することに対応し、

 「トコタチ」は御嶽信仰に適っているのである。

 さらに近似語 TKTYV(tuketiu) は「指令、命令」の字義で

 十戒の律法な対応するのである。

 このように常立尊は

 「地下水、深淵」と「戒律」を背景に持っている。

 後者については

 三浦山、三間山、呂などの山名、地名を挙げ述べた。

  ヤハウェ神が

 地下水の神であることは十分に理解されただろう。

 そこで再確認しておきたいのは、

 本書第5章 『旧約聖書』「創世記」で

 ヤハウェ神の祖像がメソポタミアのエア ea 神であろうと

 述べておいたことである。

 エア神はシュメルの最初の町エリドゥの祭神で

 地下の真水の神と理解されている。

 エア神の別称をシュメル語でエンキ神という。

 En-ki は「神-地」・「地神」で、

 地下から真水を湧かせるに適する呼称である。

 またヤハウェ神を表記するのに YY(yeya) があり、

 ea と同音であることを指摘しておいた。

 『出エジプト記』

 第17章の挿話と御嶽信仰に係わる諸情勢と

 国常立尊の本性、さらに次節に述べる

 「オオナムチ」の背景からすると、

 ヤハウェ神の祖像が

 メソポタミアのエア神にあることを彷彿させている。

 《参考》
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ
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