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『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
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『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:964~975頁
第16章 イスラエル人の日本定着とヘブライの信仰
《播磨の「神の箱」信仰》
播磨国風土記神前郡に
「的部里、石坐神山、高野山神社」とある。
的部は「イクハベ」と読むが、
「イクハ」は YKB でヤコブのことだと述べた。
石坐神山については、それに続いて
石坐神山については、それに続いて
「北の山、石を載く。又豊穂命の神存す。」とある。
山名は「伊和神の坐す神山」の意味である。
同山名は現在の山名にはないが、
日本古典文学大系は神崎郡香寺町の奥須賀院の山とし、
石蔵山万福寺名を遺跡として紹介している。
その比定山を何処にするかは重要であるが、
須加院川を遡及し、
さらに奥まった今や道らしい道も無しまった333メートルの
棚原山とするのが最も有望である。
棚原山とするのが最も有望である。
奥須加院には「延喜式」神名帳の神崎郡に載る
田川神社が鎮座するが、
同社には石坐神山の山上には神社跡があり、
同社の元宮であったとの伝承がある。
同社の元宮であったとの伝承がある。
神名帳は「田川」を「タカハ」と訓じているが、
豊穂命の名称から「田河」で
豊穂命の名称から「田河」で
「タカ(ハ)」「トホ」であったとみられ、
ヘブライ語の「祈り」を表わす TFLH(tfile) が祖語と考える。
須加院は一宮町の伊和神社が鎮座する地名須行名と同祖とみられ、
これは「天幕、幕屋」をあらわす。
ヘブライ語のSK(suka) あるいは SKhN(sxina) がその祖語で、
ギリシャ語に σκηνη、
ギリシャ語に σκηνη、
ラテン語にもscēnī となっている用語で、
出エジプト記第26章に
「あなたはまた十枚の幕をもって
幕屋を造らなければならない」で
始まって詳しくその造成方法を指示規定している
「契約の箱」あるいは「あかしの箱」を安置する天幕である。
始まって詳しくその造成方法を指示規定している
「契約の箱」あるいは「あかしの箱」を安置する天幕である。
そして第27章では
これを「会見の幕屋」と言っている。
イスラエル人と神とが会うための天幕である。
伊和神社は「会見の幕屋」として建てられたのである。
豊穂命は宇智賀久牟豊富(うちかくむとほ)命ともみえ、
香寺町に接する姫路市豊富町の地名に遺るが、
この神名の本義は「ユダの秘密の祈り」である。
「宇智」は後に述べる「宇都」と同じであり、
「賀久牟」はヘブライ語の「秘密の」 GIHYM(geheym)、
そして TFLH である。
これから類例は増えるが、
これから類例は増えるが、
ヘブライ語の LH、TH は無音化する場合が多い。
香寺町の岩部はすでに紹介したが、
香寺町の岩部はすでに紹介したが、
現在大歳神社の摂社となっている岩部神社には
「洪水の際決壊した堤防を体を以って支えた大蛇に
村人が神酒を奉げた故事に倣い神酒樽を
二人で担いで同社に奉納し、
平穏無事と豊作を祈る樽舁(たるかき)神事」がある。
二人で担いで同社に奉納し、
平穏無事と豊作を祈る樽舁(たるかき)神事」がある。
この「樽」は「タル」で
律法を表わす TORH に依ると考えられる。
また風土記に載る高野神社は田野に現在も鎮座するが、
ヘブライ語の旧約聖書を表わす TNKh の音写である。
香良に鎮座する一原神社は
gade つまり「ガドの人」を祖語とする。
土師地区名は「ハゼ」と言うが、
これは HIRSIR(hersher) が原語で「支配者」を意味する。
石坐神山の比定山を棚原山と述べたが、
この山は香寺町恒屋の櫃蔵神社に関係する。
両社は棚原明神を祀るのに係わりがある。
「棚原」は「旧約聖書」 TNKh の転訛である。
神社名は現在「ヒツクラ」と称されているが、
「櫃」は箱の一種で霊櫃車と言われるように
「柩」字と同音扱いされており、「キュウ」だが、
これが「シュ」とも古代には発声されており、
「櫃倉(蔵)」は SAKTL つまり「箱」の意味で、
これらの内容から同社は「旧約聖書の箱」、
「櫃倉(蔵)」は SAKTL つまり「箱」の意味で、
これらの内容から同社は「旧約聖書の箱」、
つまり「神の箱」を信奉した名称である。
夢前町の古知之庄の「コチ」は
同じく「箱」を表わす KISTL(kestl) の音写で、
ドイツ語の Kasten である。
恒屋(つねや)の原語は「ツネオ」で TNKh であろう。
このように香寺町の周辺はガド族の特徴
「神の箱」信仰を表わす地名が多く、
棚原が霊地であったと考えられるのである。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
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鳥居のルーツ