『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録11:8頁
初代応神は2代応神に名を譲ったこの品陀真若だったのだから。
品陀真若もポントス皇子と応神の誉田別と共通の名乗りで、
誉田別はその家系へ入婿として入ったのである。
では真若とは何か?。
そのうちの若は、それが名乗りの語尾についていることで、
和気・別と同じワケに当てた文字だとわかるし、
若の字をワケと発音するので、
それが南九州語だということもわかる。
これも応神政権が南九州以外には存在しなかった証拠の1つだ。
では真の字は何を意味するか?。
これはスに助詞のンをつけたスンの
沖縄訛りシンへの当て字とみることも不可能ではないが、
複数の同名人がいるので区別するため、
こちらが本物のポントスで、
それを継承した、もと大鞆別の応神とは別人の、
「真(しん)のポントスだ」という意味で、
念を入れて付け加えた一字の「真」で、
発音は関係ないのだとみるほうが、
ずっと合理的で反論の余地がない。
この真若と同じものは他にも見られるから、
さらに検討が可能だが脱線になるから深追いはやめよう。
当時の歴史上の人物は、
生前「○〇ヒコ」などとは名乗っていなかった。
彼らは名乗り以外の個人名で呼ばれていたが、
『記・紀』の編集時に名乗りだけが記録されたために、
個人名はポントスのように全て消えて、
無くなってしまったのである。
これで疑問点は解消したから、見易く配列してみよう。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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