2010年9月22日水曜日

基本的な『復元史』執筆システム

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録11:3頁

前号までで応神天皇が実在者であり、

『記・紀』その他に見る関連記事が、

史実をもっていることや、

これまで『神話』などとされてきた関連記事などが、

史実だったことをご確信いただけたと思うが、

それは受講者の皆さんのご教養が高いからであって、一般の方々には、

このままでは理解できないと思われる部分が多い。

それは文章が余りにも学術的、事務的で固いし、証拠不充分だからであり、

また至るところで他の問題に話が飛ぶのも、

予備知識のない方々には繁雑で記憶しにくく

歴史ぎらいの人を作るだけだと思われる。

だから皆さんも論文をお書きになるとき、

これまでの筆法だけで充分だとお信じいただいたのでは、

読者にソッボをむかれることになり、

それでは講師として余りにも申し訳ない。

そうした欠陥を正すにはどうすればいいか?。

その実例として、重要なものの見落としがないか、

駄目押し・要約・再確認・既得知識の

総合・総括の仕方といったことを考えながら、

これまでに到達した成果を本当に広く知っていただくには何が必要か?、

さらに立証洩れを補い、読み易く記憶し易くするにはどうすればいいか?

考えながら補強していってみよう。

謎解きだけの講義から前進して、皆さんがご執筆になる際お役に立つ、

理想的な『復元史』執筆システムの講義に高めた上で、

さらに独自のご工夫をご期待申し上げたいと思う。

『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
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