『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録11:4頁
まず「全体像」を頭に入りやすく記憶しやすくするには、
要点だけを取り出して一覧表化するのがいい。
テレビで多用されるフリップの知恵である。
それも大量だと理解を邪魔し、見てもすぐ忘れてしまうから、
大量の場合は、さらに要約を進めて数を滅らす必要がある。
それが不可能な場合はそれらの文章をできるだけ短くし、
タイトル化・目次化して、印象的に簡略化する。
そのためには対象を再検討して、
変化した「時や位置」の順に配列する。
例えば『名乗り』の実在に気づかなかった在来の日本史家には、
永遠に解けるはずもない謎であるが、
複数の人物が一人物のように混在している
『記・紀』や『三国史記』の記事中でも、
特に難解な『名替え』という大問題を突きつけていて、
かって正解が一つもなかった応神天皇記事を読み解くには、
まずその名乗りを知り、その世襲を知るしかない。
なぜならそれが『名乗り』と認識できさえすれば、
その世襲は当然であり、
相互関係もはっきりわかるから、
当て字の古さや所在地の前後関係を、
しっかり捉えることができるからである。
その語源はポントスで狭穂姫が産んだ皇子の名。
『古事記』は品牟都和気・本牟智和気と書き、
『日本書紀』は誉津別と書く。
これを『三国史記』はホンデと発音して郊彘と当て字しているが、
その母・小后はサホンと発音するので狭穂姫母子だと確認できている。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
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