2013年11月22日金曜日

ヘブライ人とユダヤ人-3

)  『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:320頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:ヘブライ人とユダヤ人-3

 後の紀元前十世紀にヘブライ国を統一した<ダビデ王/a>は、

 このユダ家の出身で、

 その王国が分裂した時南方にできたのがユダ王国で、 

 現在ヘブライ人がユダヤ人と呼ばれるのはダビデ王の偉業に依拠する。

 ユダヤ人は三日月を象徴として信奉する。

 三日月はメソポタミアの支配的王権の象徴である太陽、金星とともに重要である。

 新バビロニアの紀元前六世紀のナボニドス王のものとみられる石盤には、

 目、太陽、金星が刻まれている。

 新アッシリア時代においても

 紀元前七世紀のエサルハドンがサムアルに建てた石碑、

 紀元前九世紀のシャムシ・アダト五世のカルフから

 出土した石碑にも刻まれている。

 三日月神はシュメル語でナンナ神といい、

 ウル市の主祭神でナンナ神殿があった。

 アブラムの一族が居住していた「カルディアのウル」で、

 発掘により知られている神殿は

 紀元前二一一二年から二〇〇四年にかけての建物とみられる。

 ナンナ神はセム語系であるアッカド語がシン Sin 神と呼ばれるが、

 その祖語は en-zu (神-月)である。
 
 《Key Word》

 前1200年のカタストロフ

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 神社のルーツ

 鳥居のルーツ
 

ヘブライ人とユダヤ人-2


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:319頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:ヘブライ人とユダヤ人-2

  ヘブライのヨルダン川の両岸から地中海沿岸の地方は

 サマリア Samria 地方である。

 この地方名は現在のサバステア Sabastea 町が

 サマリアといわれていたことによるが、

 セム Shem 族の名に依るものである。

 その別名サバステは、ローマ時代などには Sebaste であったが、

 その字義はヘブライ人がユダヤ教の儀式に従って

 家畜など撲滅の動物を屠殺することを意味する。

 サマリアは「供犠の地」の意味であり、

 セムがシュメル語の śum に依ることがわかる。

 ヘブルはハブール(祝)に同義なのである。

 サンスクリット語の Svista は「正規の献供」を意味する。

  ユダ YHVDH の名称は、

 アブラハムの孫ヤコブの子として初めて現われる。

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 神社のルーツ

 鳥居のルーツ

ヘブライ人とユダヤ人-1


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:318頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:ヘブライ人とユダヤ人-1

  アブラムはヘブロン Hebron で祭壇を築いたと記述されるが、

 実際は祭壇を築いたからそこをヘブロンと呼ぶ地名ができたのである。

 さらに重要なことは、

 この時を以って初めてヘブルびと IVRY(Hebri) となったのである。

 祭壇設置の後の創世記第一四章において

 初めて「ヘブルびとアブラム」とヘブルびとの呼称が現われる。

 この条句はヘブルびと、いわゆるヘブライ人の誕生を語っているのである。

 祭壇を築いたのは、祝祭を行うためである。

 ヘブライ人の祝祭は燔祭に限られる。

 その火祭はヘブライ語で IVLH(hevlai) と呼ばれる。

 その様式は祭壇の上で犠牲を焼くことである。

 この訓音が IVRY と極似しており、これがその原語であると推測される。

 ヘブロンはアブラハムの墳墓があるほか、

 ダビデ王が初めての都を建てた町である。

  この創世記第十三章に至るまでヘブルの名称は一切登場していない。

 例え近似したエベルなどの呼称があったとしてもである。

 IVRY(Hebri)は、「掲げる」意味の

 hebeen(ドイツ語)、

 bar(シュメル語)、

 アッカド語の hawilu(崇拝者) との同類語である。

 ということはカルト・イベリ人の呼称と関係することになる。

 また祭壇を築いて祭儀を行うのはハフリ(祝)の 行為であり、

 セム族(供犠の人々)である由縁である。

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq)  
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

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2013年11月21日木曜日

(3)セムの子孫(c)アブラムとアブラハム-4


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:317頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:(3)セムの子孫©アブラムとアブラハム-4

 アブラムも

 「ヘブロンにあるマムレのテレビンの木の傍らに住み、

  その所で主に祭壇を築いた」(創世記第十三章)。

  さて、アブラムは、主により

 「あなたの名は、もはやアブラムとは言われず、

  あなたの名は、アブラハムと呼ばれるであろう。」

 と改名を宣告された。

 アッカド語の ilu はWe-ilu (We神)にみられるように神の意味であるが、

 これが複数となると elhm エロヒーム(神々)となる。

 同様に人間 awelu の複数表現は awelhm (人々) となる。

 この語がアブラハム Abraham の祖語である。

 つまり単数名に依るアブラムは彼の家族の長を表しているが、

 複数となることにより多数の人々「国民の父」、

 ヘブライ民族統合( nativns )の首長となったのである。

 これがアブラハムの字義である。

 彼は子孫が増やされヘブライ民族の将来を太祖として治めること

 を神と契約したのである。

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 神社のルーツ

 鳥居のルーツ

(3)セムの子孫(c)アブラムとアブラハム-3


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:316頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:(3)セムの子孫©アブラムとアブラハム-3

 困窮していた神々はそれに同意した。

 そして犠牲に殺された下位の神が We-ilu (We神)であり、

 新しく組成された生物が、その神の名をつけたもの awelu 

 つまり人間であった。

 よって人間は神のため労働する奴隷である。

 後になって自由民に対する非自由民としてこの用語は使われたが、

 本来の意味では神に対する隷属であって

 人間社会における支配の関係ではない。

 その意味における奴隷はアッカド語では ardi がある。

 神々の奴隷である人間は神の食料(神饌)を確保するために

 労働に勤しみ日々供物を献ずるように運命づけられている。

 この運命を従順に守り供犠を励行するのがセム族で、

 セムは śam (シュメル語で「供犠する」)であることはすでに述べた。

 ノアも箱舟から出てから神に犠牲を献げた。

 アッカドの粘土板の資料には

 日に献げられた供物のリストが面々と記されている。

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 神社のルーツ

 鳥居のルーツ

(3)セムの子孫(c)アブラムとアブラハム-2


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:315頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:(3)セムの子孫(c)アブラムとアブラハム-2

  この時を機にアブラム Abram はアブラハム Abraham となった。

 神による改名伝達の意義は何であったろうか。

 その理由を「あなたを多くの国民の父とするからである」

 といっている。

 アブラハム名にその字義が含まれているのであろうか。

 セム語に属するアッカド語において

 「人間」を表す用語は awilim であるが、

 アブラムはこのアビリムを祖語として作られた人名と考えられる。

 Awilim を理解するにはシュメルの神話「アトラ・ハシース物語」を

 参照しなければならない。

 アッカド語の楔形文字で書かれたこの物語に登場する用語

 awelu がその祖語である。

 同神話は物語る。

 神々の間では上位と下位の神々に分かれていて、
 
 下位の神々がその共同体のために労働に従事していたが、

 彼等は疲れ果て労働を拒否し始めたので、

 上位の神々は困ったが、

 智恵の神エア神(シュメルのエンキ神)が解決策を提案する。

 一人の神を殺し、粘土にその血を混ぜて粘り込んで、

 それで新しい生物を作り、

 その新しい生物に神々の共同体のために労働させようというものである。

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

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 鳥居のルーツ

(3)セムの子孫(c)アブラムとアブラハム-1


 『Yahoo!天気・災害』

 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:314頁

 第五章 旧約聖書「創世記」:(3)セムの子孫(c)アブラムとアブラハム-1

  創世記第一七章は次のように始まる。

 アブラムの九九歳の時、主はアブラムに現れて言われた。

 「わたしは全能の神である。

  あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ、

  わたしはあなたと契約を結び、

  大いにあなたの子孫を増すであろう。」

 アブラムは、ひれ伏した。

 神はまた彼に言われた。

 「わたしはあなたと契約を結ぶ、

  あなたの名は、アブラムと言われず、

  あなたの名はアブラハムと呼ばれるであろう。

  わたしはあなたを多くの国民の父とするからである。」

 ARPACHIYAH 1976:高床式神殿
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 『参考』

 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 
 ハラフ期の土器について

 アルパチア遺跡出土の碗形土器

 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 神社のルーツ

 鳥居のルーツ