2010年1月7日木曜日

続者を安心させる「ノン活字」部分

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録02:14頁

 大学院講義録01の最後には出版が、

 古い「文字印刷物」だけだった時代が過ぎて、

 次第に発達してきた新しいメディアによって、ますます解りやすく、

 完全なものになって行く例として、

 視覚に訴える図や地図の効果を再確認して、

 古い印刷物タイプの論文にも、

 それらをもっと活用しようというお話をした。

 いまの読者がもつ「マイナス印象」が「漢字」なら、

 この図や地路、写真やマンガなどは「プラス印象」を与える。

 それは「百聞は一見に如かず」ということわざ通り、

 面倒な長ったらしい文章を苦労して読まなくても、

 一見して理解できることを、

 読者たちはよくご存じだからだ。

 これで現在の論文出版事情と、

 その対策、執筆の基本問題ははぼ検討できたので、

 次は大学院講義録01の実例の続きに戻ろう。

 大学院講義録01の地図は銅鐸の分布が一目でわかるようにしたものだったから、

 その次の15ページはそれを主題にした会話になっている。

 その地図は銅鐸が近畿を中心にした地域政権のものだったことを示している。

 この明瞭な事実は、弥生時代の日本列島の政治情勢を紀録しているから、

 それを『魏書倭人章』と比較することで、

 銅鐸政潅が卑弥呼故挽か、

 他の政権かという問題点を鋭く衝いて、

 明確な判決をくだす判断材料として役立てる帝分である。

 『参考』

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 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書"
 『メソポタミア世界』
 シュメル-人類最古の文明

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2010年1月6日水曜日

読者を遠ざける「漢字の量と質」

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録02:13頁

 だから、内容のほうは、そこにどんなに巨大な謎が書かれているか、

 大いに工夫して宣伝する必要がある。

 本の冒頭にそれを書いて、読者を魅きつけなければいけない。

 ただ漠然と要件だけを並べはじめる在来の論文形式では、

 自己満足以外のものはえられない。

 これで今、私たちが問題にしている、読者の嫌う「難しさ」とは、

 文章表現のほうにあることがわかったから、

 こんどはそちらを検討してみよう。

 いまの人たちの、本に対する第一印象は

 「漢字の量と質」で左右される。

 もちろん年齢によって差があるが、

 紙面が黒く見えただけでアレルギーを起こす人が絶対多数を占めている。

 文字の質も問題である。

 平素みなれない文字があれば、拒否反応が起こってしまう。

 これはヒロインからして「卑弥呼」で、コースにある目標も「狗邪韓国」。

 他の登場者も「梯儁」などと書かなければならないのだから、

 どうしょうもないが、

 そうしたものはなるべく後のページで取り上げることにして

 読者の拒否反応を防ぐ。

 これは大学院講義録01でお話しした

 「立ち読み活用の販売政策」問題も補足することになる。

 次に重要なのが「言葉づかい・言いまわし」だが。

 これは読者層によって大きく異なる。

 これも大学院講義録01で、具体的な実例でお話ししたので、

 よくご理解いただいたと思う。

 『参考』

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2010年1月5日火曜日

読者はすべて「難しいほう」を求めている

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録02:12頁

 では私たちの歴史の本は「娯楽商品」にはならないのか?。

 そんなことはない。

 人いきれに悩んだ頭が一番求めている静寂は、

 自分の室で静かに読書する孤独に勝るものはない。

 球場やライブ会場の人ごみはもちろん、往復の乗り物の混雑や、

 自動車でも信号待ちや停滞にイライラがつのるが、

 我が家で読む本にはそんな不快感はない。

 それにもまして、歴史には現実を忘れさせるロマンがある。

 夢中にさせる謎と謎解きが、さらに人を熱中させる。

 重要なのはここである。

 いま私たちが考えている主題は、

 「読者が何を難しいと感じるのか」ということだった。

 ところが謎というのは文字を変えれば「難解」なもののことである。

 たとえ漢字が難しくて、言葉づかいも古臭くて、

 辞書を引いてやっと読めるような文章でも、

 そこに謎のままのものがなければ、

 意味がわかって理解できる。

 ところが「謎」とは、解明されずに、

 不明のまま残っているもののことである。

 読者は、その「謎」にこそ興味があるのである。

 その謎も簡単に解けるようなものでは物足らない。

 難解なものほど興味がある。

 巨大な謎が先ずあって、その一角が崩れたと思うと、

 また次々に新たな謎が出現するようなものを求めている。

 難かしいことが嫌われているのではなく、

 「難しいほう」を喜ぶのである。

 おわかりのように「難しさ」にも種類があるのだ。

 『参考』

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2010年1月4日月曜日

内容に関わらず「本」は娯楽商品

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録02:11頁

私たちの出す本は、「史学」といっただけで、

 読者には「面倒な難しい本」という印象で迎えられる。

 それが学術書の中にあると、その売り場にも来てもらえない。

 それは当然で、

 過去の学者たちが永年かけて作り上げた

 「象牙の塔」に対する人々の嫌悪度が、

 どの程度か、測定器なしで眼で見て測定できる売り場だからである。

 しかし販売法を考える前に、まず実行が必要なのは、

 「難しいものをどう易しく書くか」である。

 それには読者が、何を難しいと感じるのか、

 それから考えてみる必要がある。

 読者は何のために本を買うか?。

 それは全て「娯楽」のためである。

 では娯楽とは何か?。

 全身の飢餓を癒すのが食物なら、

 脳の飢餓を癒すものが娯楽なのである。

 脳は無意識に働く本能から、

 高度に思索する熟考まで、休むことなく働き続けている。

 そして疲労する。

 物質的な欠乏は食物が補給するが、精神的な疲労は別のものがおぎなう。

 それが娯楽なのである。

 本は休日には広々とした野外で自然を満喫して心の疲れを癒す。

 上司や客の顔色をみて神経を磨り減らした若者は、
 
 何の気兼ねもいらない球場やライブに出かける。

 この野外やライブの代わりに読まれるのが本なのである。

 だから内容に関わらず、

 本は「娯楽商品」なのだ。

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 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』
 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm

 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』
 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html

 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書
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 「古代オリエントの地名一覧」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F

 「古代オリエントの用語一覧」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E8%AA%9E%E4%B8%80%E8%A6%A7

 「メソポタミア神話」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「バビロニア神話」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「ギリシア神話」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「オリエント学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6

 「アッシリア学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6

 「中国学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6

 「ギルガメシュ叙事詩」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9
  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm

 「フェニキア」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA

 「古代エジプト」
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 「ヒッタイト」
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 「アナトリア半島」
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 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―
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2010年1月3日日曜日

欠陥著書が生まれる理由

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録02:10頁

 それと同じ蹟きが、今、2001年を迎えて一挙に噴き出した。

 その一つが出版業界をめぐる、この構造改革なのだ。

 不思譲な人類進化のプロセスと考え合わせると、

 いま正しい経営改革を実現できたものだけが、

 さらに進化を遂げて勝ち残れるのである。

 これまで様々なケースで著書を出版してきた私の体験からいうと、

 著者と出版社が別々に独立している在来の出版方式では、

 利潤追及が至上命令である出版社では販売政策が先行し、

 内容が犠牲になるのは避けられなかった。

 順序が変更され、見出しが変えられ、

 難しい部分がカットされたりして、

 著者の意図した通りには読者に伝わらなくなってしまい、

 わずかな内容変更が致命的な誤りとされる学術書の著者にとって、

 出版社との争いは、避けられない苦行だったのである。

 こうした体験がなく、これから著書を出版しようというあなたには、

 こうした私の体験も、重要で欠かせない真重な知識のはずである。

 しかし出版社の主張も間違いではない。

 購読者の興味を呼び、読みやすくし、

 一冊でも多く売れることが必要なのは、

 著者も同じだからである。

 この講座は、そのためにある。

 出版社の編集者が、

 手を加えないで済む原稿が書けていれば何も争わないで済む。

 それにはどこをどう書けばいいか、それをどう出版すればいいか、

 ご一緒に考えて行くことに戻ろう。

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 「古代オリエントの地名一覧」
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2010年1月2日土曜日

環境変化への適応が成功のカギ


 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録02:9頁

 人類の進化とは実に不思議なものである。

 それは進化しようと努力して進むものではない。

 時の進行とともに、それまで最善だと錯覚していたことが、

 どうも具合が悪くなってきて、

 どうしても改善するしかなくなる。

 ところがそれに反発する保守派がいて、

 改善に反対して抵抗する。

 その抵抗が武器を使うまでにエスカレートするとテロになり戦争になる。

 反対に穏やかに知恵で改善する者は、

 苦労はするが生き残って、さらなる発展を迎える。

 まず「つまずき(躓き)」があってから、

 工夫が始まるのが人類の進化なのである。

 それがなぜ不思議か?。

 動植物は、恐竜に例をとると、何かの原因で自然環境が激変して、

 それまでの日常生活が躓くと、

 そこで食物の奪い合いが始まって弱肉強食=人間でいえば戦争が起こり、

 やがて勝ち残ったはずの勝者もまた死滅してしまった。

 これが6500万年前に現実に起こった恐竜絶滅である。

 人類の祖先は、その過酷な時代を小さな身体で生き残り、

 さらに高い知能を備えた現在の人類に成長した。

 恐竜と同じ巨大災害に遭いながら生き残ったのも不思議なら、

 恐竜を超える頭脳を造り上げたのも不思議。

 さらに昔の人たちは進化しようと努力したのでなく、

 ぶつかった難局に合わせて、粗末な対策を講じただけなのに、

 ここまで進化することができた。

 人類の進化は、こうした不恩義に満ちているのである。

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 「バビロニア神話」
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 「ギリシア神話」
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 「アッシリア学」
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 「アナトリア半島」
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2010年1月1日金曜日

激変した出版環境と成功する法


 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録02:8頁

 「誰にでもよくわかる」といっても、国史は幼児には理解できない。

 言葉の通じない外国人にもムリである。

 だから自然に、わかってもらう対象が決まってくる。

 小学生の高学年から上の人たちである。

 さらに私たちの

 『言語復原史学』はギリシャやインドといった

 外国語が重要な役割を果たす。

 これはその言語は知らなくても、

 ローマ字を読んで発音できる人でないと、

 それと日本語の共通度がわからず、

 それと歴史との関(かか)わりが理解できない。

 こうして読んでもらう対象がどんな人たちか、次第に細かく見えてくる。

 しかし今の日本語は、急激に分裂が進んでいる。

 それは用語の年齢差である。

 使う漢字も減ってきている。

 それに代わってカナ書き欧米語がふえていろ。

 さらにどんどん造語がふえている。

 こうした「新語」は小学生のほうが、大人や老人より、

 はるかによく知っている。

 だから読者層はさらに細分化されている。

 もう在来のような一冊出版すれば用が足りた時代ではなくなっているのである。

 これは、安い本を大量生産して売るという在来方式の死も意味している。

 読者層に合わせた本を少量ずつ、多種類作って売る時代に移ってきたのである。

 これは筆者と出版社が対立していた過去のルールでは必ず破綻が来る。

 一体化していなくては絶対に成功は望めない。

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 「古代オリエントの地名一覧」
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 「古代オリエントの用語一覧」
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 「メソポタミア神話」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「バビロニア神話」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「ギリシア神話」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1

 「オリエント学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6

 「アッシリア学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6

 「中国学」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6

 「ギルガメシュ叙事詩」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9
  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm

 「フェニキア」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA

 「古代エジプト」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88

 「ヒッタイト」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88

 「アナトリア半島」
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6

 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―
  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html