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『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:1079~1086頁
第16章 ヘブライ人の日本定着とヘブライ(イブリ)の信仰
《鷲宮神社と板倉の雷電神社》
「イナ(稲)」もヘブライ語の INN(雲)が祖語で、
「韓国伊太氐神社と杵築神社」で」解いた
島根県斐川町に鎮座する伊努神社名となっている。
稲光は「雲の光」、<稲妻>は「雲の糸」となる。
また、「雷」は漢音(甲骨文字)においては
「デン田」であるが、
現中国語の lei、日本語の「ライ」は
メソポタミアを祖地として、
ヘブライ語では RIM(raim) といい、
「雷名、轟き」となって渡来したもので、
「ライメイ」はその事情を物語っている。
それは「前橋と利根」などで解いた
「トネ」の祖語 DVNIR と同義である。
以上の理解から鷲宮神社においては
ヤハウェ神の顕在としての稲光である。
雷電神が奉祀されてるものと考える。
前述の大利根町や北川辺町に縁社が多いのは、
それらの北方群馬県邑楽郡板倉町に
雷電神社が鎮座していることに係わる。
同社は関東平野に広がっている同名社の総本社である。
鎮座地雲間は「ハサマ」といい、
ヤハウェ神を直接に呼ばないための称
HShM の音写の呼称で、
当社もイスラエル人の信仰に係わりがある。
郡名の邑楽は「オウラ」で、
「光、光明、明かり」を表わすヘブライ語の
AVR の音写である。
鎮座地付近の地名大曲(おおまがり)は「オウワ」で
鷲宮町の大輪に対応する。
板倉の「倉」は「声」にして、
ここでは「神の声」を表わす KYLVT の音写である。
「板」は
モーセがシナイ(ホレブ)山頂で神より授けられた
十戒を刻印された石板の意訳で、
「板クラ」は「神の石板の声」の字義であり、
やはり、ヤハウェ神の顕在としての雷音である
雷神性を背景にした名称である。
邑楽郡の名は
「続日本紀」神護景雲3年(769)4月27日が初出で、
「和名類聚抄」には「於波良岐」と訓まれている。
これは AVRKVLY の音写でAVRとKVLが合成された
「光と音の」を意味し、「雷」である。
現在の地名大蔵はその遺称であろう。
藤原京出土の木簡にある「大荒木評」が
当地の古名とすれば AVR-ALKYM の音写で
「神の光明」の字義である。
前橋市の雷電神社を含め、
この地方に渡来したイスラエルの人々は、
雷の多い自然環境を考え、ヤハゥエの神の名を潜ませて
雷電神として祀ったのである。
鷲宮神社においては「雷名」を神社」名としたのである。
雷鳴を表わすのに「ごろごろ」という擬音がある。
KVLY-KVLVT(声の声)の音写で「豪音」のことである。
ついでに物をころがす擬音「ごろごろ」も
ヘブライ語の GLGL 由来で、
その字義は「回転するもの、輪、車輪」である。
鷲宮神社に近い地名葛梅(くずうめ)は
「クズメ」とも呼ばれるが
これは ARTs-HTsVY (土地-麗しい)でイスラエルを意味する
HTsVI をガド族の「葛」(-vi梅:バイ)を含めて
音写したものであり、ここがイスラエルと同様
彼らが麗しの土地だと物語っているのである。
鷲宮神社では例年12月に大酉祭りが催され、
同社は「お酉様」の本社でもある。
既に安来市の飯島町や「福島:伊達と安達」において
ヤハゥエ神が
福や恵みをもたらす神であることを紹介したが、
その典型的な祭事が「お酉様」である。
この祭事はどこの神社においても
酉の日に行われているが、
それは語呂合わせに始まったことで
「トリ」の本来の姿は「律法」 TVRH にある。
東京都足立区保木間では
鷲神社と表記し「オオトリ」と呼ぶ。
「保木間」は「お酉様」の祭神をよく明かしている。
つまり「ホキマ」は
「志摩のダンダラボーシと天白社」で解いた
「智恵者、賢者」の Kh(H)KhM に依るからである。
祭礼では熊手が商売繁昌のお守りとして授けられる。
「かっこめ」、「はっこめ」と別称されている。
まさに、Kh(H)KhM の音そのものである。
目黒区下目黒では大鳥神社と表記する。
同社の背景は「浅草と目黒」で紹介する。
熊手のヘブライ語は MGRPhH ないし MGVV だが、
千束の鷲神社の北方、三河島名は MGRPhH-HShM で、
「神の熊手」の字義である。
以上のように鷲宮神社は人々(信仰者)を多く集合させ、
神の至福を授ける性格を持っている。
同社のこのような背景を考慮すると、
創建当初の神社名「神埼」は「集会所、教会」である
KNSYH の音写「カネサキ」であったと考える。
同語は「韓国伊太氐神社と杵築神社」で取りあげた
杵築(キネツキ)の祖語でもある。
ユダヤ教の教会は現在シナゴーグと呼ばれている。
これはギリシャ語の派生語だが、
同町上内の「砂原」はその転訛であろう。
これは信仰と関係ないが、
町内の八甫(はっぽう)名はヘブライ語の HTsPhH の音写で
「水浸し、洪水」の字義であり、
中川沿いの湿地地帯であったことを示している。
ここでの中川は中妻の場合と同じく、
NGH の音写で「光川」であろう。
鷲宮地域はイスラエルの人々の
宗教的麗しの地であったのである。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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