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『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
セブンネット
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:1079~1086頁
第16章 ヘブライ人の日本定着とヘブライ(イブリ)の信仰
《鷲宮神社と板倉の雷電神社》
三日目の朝となって、雷と稲妻と厚い雲とが
山の上にあり、ラッパの音が、甚だ高く響いたので
宿営にいる民は皆震えた。
モーセが民を神に会わせるために、
宿営から導き出したので、彼らは山の麓に立った。
シナイ山は全山煙った。
主が火のなかにあって、その上に下られたからである。
その煙は、
かまどの煙のように立ち上がり、全山激しく震えた。
ラッパの音が、いよいよ高くなったとき、
モーセは語り、神は雷をもって彼に答えられた。
主はシナイ山の頂きに下られた。
そして主がモーセを山の頂に召されたので、
モーセは登った。
その山頂でモーセは十戒を授与される。
「出エジプト記」第20章18はまた言う。
20:18
「民全員は、雷鳴がとどろき、稲妻が光り、
角笛の音が鳴り響いて、山が煙に包まれる有様を見た。
民は見て恐れ、遠く離れて立った。」
民はその時神の語ったことに聞き従うようになった。
この神の顕在である
「雷」と「稲妻」を崇拝しているのが
雷電神社と鷲宮神社である。
騎西町の東方に
加須市(北)、久喜市(南)、栗橋市(東北)に囲まれて
北葛飾郡鷲宮町がある。
この町名は同町鷲宮一丁目に鎮座する鷲宮神社に由来する。
同社はこの地方で最も古い神社と伝えられ、
その北側の北埼玉郡の大利根町、北川辺町に散在する
鷲神社の本社である。
「御由緒」は
「出雲族の草創に係わる関東最古の神社である。
神代の昔に天穂日宮とその御子武夷鳥宮とが、
昌彦、昌武父子他27の部族等を率いて
当地に神埼神社(大己貴命)を祀り、
さらに天穂日宮の御霊徳を崇め、
別宮を建てて奉祭したのに始まる」
と説明している。
これに依ると現摂社の神埼神社を大己貴命を
祭神として創建されたことになる。
大己貴命は久伊豆神社、玉敷神社の祭神で、
既に解き明かしたように大国魂神の別称であるから、
鷲宮神社もイスラエル人の信仰に関係はあるとみえる。
神埼の背景については後に述べる。
「鷲宮」名は新編武蔵風土記稿が社殿として
土師連が奉祭することから
「土師宮」が「ワシ宮」に変名したと記している。
しかし、以下に解明する事情に依ると
それは単なる語呂合わせに過ぎず、
別の理由に依るものである。
鷲宮の周辺の地名である、
かっては一つの村の地名であった東大輪、西大輪の
「オウワ」はヘブライ語の IOV の音写で「雲」を表わす。
上内(ウワウチ)の「ウワ」も同語の」転訛で
「ウチ」は ATR(autuar) の音写で
「位置が定められる、(場所が)局限される」の意義で
「ウワウチ」は「動かない雲、留まっている雲」
となる。
民数記第10章33、34は契約の箱のある所を
神の雲が覆って動かなかったと記している。
契約の箱
10:33
人々は主の山を旅立ち、三日の道のりを進んだ。
主の契約の箱はこの三日の道のりを彼らの先頭に進み、
彼らの休む場所を探した。
10:34 彼らが宿営を旅立つとき、
昼は主の雲が彼らの上にあった。
10:35
主の箱が出発するとき、モーセはこう言った。
「主よ、立ち上がってください。
あなたの敵は散らされ/あなたを憎む者は
御前から逃げ去りますように。」
10:36
その箱がとどまるときには、こう言った。
「主よ、帰って来てください/イスラエルの
幾千幾万の民のもとに。」
さらに中妻の「ナカ」は NGH (光、光輝)、
「ツマ」TsMR (羊毛、毛糸)の音写で、
「ナカツマ」は「光の糸」となる。
これは「稲妻」を表わす。
羊毛は縮れ毛であるし、毛糸はけば多く、
稲光を形容するのに相応しい。
第12章 大国主神と大物主神 で
奈良県桜井市の三輪大社を紹介した際、
その赤幣が稲妻であると述べたが、
形容がギザギザであるからである。
筆者は少年時代何度も緬羊を飼育し、
その毛を刈り取ったことがあるのでよく解る。
あの経験がなければ、
この解釈にならなかっただろう。
次が最も重要だが、
ヘブライ語のハヤブサ(鷲)を表わす用語
VZ(vaz) で日本語の「ワシ」はこれが祖語と考えられ、
これに近似した用語に VZK(vazak) があり、
(稲光、稲妻、雷)を表わすのである。
これが鷲宮名の背景である。
「ワシ」は稲光のことである。
依って「鷲宮」は「稲光の宮」と理解でき、
正に雷電宮である。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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