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《考古学&古代史の諸問題》
《参考:年表・資料》
※Matのジオログ
さいたま朝日WEB
『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
セブンネット
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:870・871・872頁
第十三章 「倭人伝」
男王卑弥弓呼と孝霊天皇③
卑弥弓呼は王名である。
単に金属用語ではない。
「木‐」名の多くが十市郡にあったが、
「久波」の名を持つ細比売(くわひめ)命『古事記』は
十市縣主の祖大目の女で第8代孝霊天皇の皇后となった。
この孝霊天皇こそ卑弥弓呼である。
同天皇の宮殿は廬戸宮といい、
磯城郡田原本町黒田にあったとされ、
そこに孝霊神社が鎮座し、
比売久波神社からはそう遠くないところである。
「廬戸」は「墓側のいほりの戸」と奇妙な内容を含む。
前出の比売久波神社の東側に島ノ山古墳は
5世紀の前半の造成とされる古墳で
3世紀中頃の孝霊天皇あるいは卑弥弓呼とは関係ないが、
『記・紀』の宮殿名が
『記・紀』編纂の頃名づけられたとしるならば
この「墓側のいほりの戸」は生きてくる。
戸は門である。
その宮殿のあったという黒田の東南は宮古地区である。
かっては「都」とも表記されたが、
史料にみられる最古の表記は宮子(鎌倉時代)で、
宮子は「クコ、キュウコ」でもあり、「弓呼」に通じる。
廬は「草や木を結んだりして作った粗末な家」の意味だが、
ドイツ語の「編み細工」を表わす
zain には「鋳込み」「地金」、 zainer は鍛冶工と金属業に
係わる語義がふくまれるので、
この用語も「金属工」の意味で
付けられたのではないかとも推測される。
廬戸にそれぞれ「金」を付加えると「鑪炉」で
炉、鈩(たたら)となり、溶鉱炉の意味となる。
この地域は鏡作神社や富都神社(富本)、
都留伎神社(川西町結崎)があり、
唐古鍵遺跡など金属業の中心地であったとみられる。
孝霊天皇の兄に
大吉備諸進命、意富夜麻登玖邇阿礼比売命との間に
大吉備津日子命、蠅伊呂杼との間に
若日子建日子建吉備津日子命と「吉備」名があるが、
これはサンスクリット語の kvath (煮汁、精<エキス>)の
転写である。
動詞 kvathabe は「熱する、沸く、沸かす、煮る」であり、
金属業の釜あるいは炉に係わる用語である。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ