『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録10:26頁
第5は
天之吹男神。
<フクオ>の次に、助詞の<ノ>と同じ「ガ=賀」を挟むと天の福岡の神になり。
宇佐の神と同格の福岡王を意味する。
第6は
大屋毘古神。
大屋という地名も各地にあるが、<ウヤ>=親神=最高神がここで
生まれたという意味である可能性もある。
第7は
風木津別之忍男神。
風は<フ>、木は<コ>、不呼国の<日子>で大隅の王だ。
第8は
海の神である大綿津見神。
これはワタツミではなく、<綿>は<メン>だが沖縄発音では<ミン>。
津見は<祇>で<キ>、<大ミンキ>とは<大海の王(ウミンキ)>のことだから
現実には海人族の首長のこと。
沖縄語だと<ウミンチ>で、今も海で暮らす人たちを
<ウミンチュ>と呼ぶから、この<ウミンキ>は大隅語なのである。
第9は
水戸(みなと)の神で海運や海産物取り引きを管理する「港の支配者」。
その名が書いてあって速秋津日子神という。
速は隼人で巴利国。
<秋>は<安芸>で<アゲイ>すなわち<上井>=ウワイ=倭。
全国の港は倭国王が管理していたということになる。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
歴史回廊
ウワイト
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