2010年8月5日木曜日

神名帳は系譜だと教える倭国の官名と垂仁天皇

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録10:27頁

第10は

妹速秋津比売神。

説明はいらないと思うが、その倭国の女王または后である。

この夫妻の皇子が

第11の

沫那芸(アワナギ)神で、沫那美神とペアになっている。

イサナキ・イサナミと同形だが、<伊勢の王>と女王に対して、

こちらは淡(奄美大島または種子島)か

安房(屋久島)または阿波(徳島)の王と女王だ。

第13は

頬那芸神で、これも

第14の

頬那美神とペアになっている。

頬(ホホ)は<日日>や<火火>や<穂穂>と書く

彦日日出見尊や日子穂穂手見命の<ホホ>である。

<ホホナギの命>と<ホホナミの命>とのペアは、

イザナギ・<イザナミと全く同じタイブの名乗りである。

第15と第16は

天之水分神と宮之水分神である。

これは水稲農業国の瑞穂の国(くに)政権で、

河川の管理や治水を司どっていた官名の名乗りだ。

第17と第18は

天之久比奢母智(クヒザモチ)神と国之久比奢母智神である。

この2神の次に風の神=志郡都比古神=品都別=八幡がくるから、

これは垂仁天皇夫妻である。

久は<久の国>=狗奴国。<比>=日の国。

奢(サ)=狭(サ)で屋久島と種子島。

母智は<モチ>、大汝=大国(ナ)持の持ちで持主=領主を表わす名乗りである。

これが沖縄訛りでムチになり、貴と書かれることはご存知の通りだ。

垂仁天皇がその地域の支配者として卑弥呼政権を倒し、

倭国の実質的支配者になったことはご熟知のことで、

以上の神名帳が一種の系譜であることは、

この部分で強く再確認できた。

だからこれらを、全て一人のイサナミが生んだとして平気でいた在来の

解釈は、この点でも根本的に無価値だった。

それは残りの神々を見ればさらによくわかる。

先に見た風の神のグループから、

大山津見神のグループに続く最後の8神が、

それを具体的に立証している。

『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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