2010年2月3日水曜日

言語復原のない史学など考えられない時代に

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録03:13頁

漢魏音でイエッだった「壹」は、

広東までいくとヤッになり、二はイ、五はングになってしまう。

イチ、ニ、ゴと発音するのは、その中間に位置する古い呉音なのである。

これまでは歴史人物の名は、固有名詞だとして、

そのまま使うのが当然とされてきた。

しかし壹與・伊支馬に使われている「壹」一字でも、

こんなに多くの情報と証拠をもっているのである。

言語復原のない史学など考えられない時代に入っていることを、

改めてご確認戴きたい。

「ナーヤ」という現在使われている種子島語の存在によって、

パーリ語はさらに日本語に間違いなく入っているという動かない確証を加えたから、

パーリ語なしでは真実が掴(つか)めない重要名詞の例を、

もう一つご覧にいれておこう。

それは天照大神などの「大神」である。

これは文字どおり「偉大な神様」という意味だとして

固有名詞なみに無説明のままで現在まで来ている。

天照は「天のゼウス」に対する当て字だったことは

本講でご理解いただいたが、

「大神」は神に対する敬意をこめた大がついているだけで、

「神」という代名詞に過ぎないと誰もが思って済ましていた。

しかしそれが、仏教用語のパーリ語だったとすると、

仏教では神は排斥されるか、

従属させられているのだから、神に「大」の敬称を使うことはない。

それは一体なになのか?。

『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書"
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明

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