2009年8月3日月曜日

伊都から水行10日=千五百余里で八代

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学講院義録40:7頁

 次は「水行陸行」部分の里程を見てみよう。

 郡から女王国まで萬二千余里とあるのだから、

 それから「郡~伊都間の距離」を引けば、

 「伊都~女王国間の距離」が出る。

 それが「水行、陸行」と同じ部分の数値距離なのである。

 郡から狗邪韓国までが七千里、末盧まで三千里、

 伊都まで五百里だから計一萬五百余里、

 残り千五百余里が伊都~女王国間の距離なのだ。

 これを地図で計ってみると、ほぼ牛津~八代間の距離である。

 もちろんこれは郡使の聞書きでしかないが、

 当時は既に精密な天測や三角測量が行われており、

 その重要な器具が鏡であり、

 地方長官の名乗り「卑狗」も漢魏音の発音「ピク」で、

 オリエントの面積単位名からきている。

 これは『記・紀』に多出する「彦・日子」の沖縄発音で、

 領地を測量して農林牧畜の経済基盤とし、

 それに課税する資格を持つ者=貴族を意味する名乗りだった。

 それだけの文化背景をもったこの距離・行程記事は、

 郡使が聞き書きした概数ではあっても精度の高いものだったことは間違いない。

 さらに補足すると、オリエント由来の面積単位名には、

 この他にも耕地の面積=広さを表わす「セ」がある。

 これは我が国の「畝(せ)」に当り、

 バビロンの麦の量(体積単位)「1 セ」を撤くのに必要な畑の広さで、

 我が国でも南九州では現代でも田畑の面積を「1 シュ(升)撤き」と、

 太古の農耕文化通りに表現し続けている。

 『参考』

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書:『メソポタミア世界』 http://www.orient-matsudo.com/kobayashi-shumel.htm
 オリエントより日本への遷都:『言語復原史学会:加治木義博』 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/blog-category-11.html
 シュメル-人類最古の文明:『小林登志子』中公新書 http://bloghistorygallary.blog10.fc2.com/category9-20.html http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1602066.html
 「古代オリエントの地名一覧」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.A4.E3.83.A9.E3.83.B3.E9.AB.98.E5.8E.9F
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 「オリエント学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E5%AD%A6
 「アッシリア学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6
 「中国学」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AD%A6
 「ギルガメシュ叙事詩」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9  http://www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
 「フェニキア」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%A2%E4%BA%BA
 「古代エジプト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88
 「ヒッタイト」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88
 「アナトリア半島」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%8D%8A%E5%B3%B6
 「新潮社」五〇〇〇年前の日常―シュメル人たちの物語―  http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603574.html

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